あの日。
わたしはあの日。
ある患者さんのお家で仕事をしていた。
血圧を測り、午前中届いた薬と薬手帳の確認を
しようとしたところ
その人の家であのニュースをラジオで聞いたのだ。
身体中が反応し震えそうになる。
その自分の身体、
早くなる呼吸を何とか平然とさせ、
でも頭の中はそのことでいっぱいになりながら
患者さんと話し、薬をセットして訪問を終えた。
状態のワードを聞けば、何となく重症度は分かる。
それ程のことが起きたのかという衝撃だった。
心臓のところをさする。手当てする。深呼吸。
そうやって、私は自分自身を落ち着かせ
つぎの家に向かったのだった。
情報得てる人はみんな動揺してた。
眠れない人もいた。
わたしもそうだった。
わたしができることは、ご縁ある人と会うことだ。
訪問して会いにいくこと。
会う、それだけで元気が出るよね。
できることがあることに感謝する。
わたしができることを
受け入れてくれる人がいることに感謝する。
できることを全うする。
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